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『肉般若』1/2


幽霊より人間の方が怖いコピペ

58 :えすじい ◆AC/DC78UDA :2010/01/23(土) 13:48:40.43 ID:+aKZqCMO0

947 :名無しさん@どーでもいいことだが。 :2000/10/06(金) 10:40
押しかけ厨房で尽くしたところで悪いんですがもう一話愚痴書かせて・・・。
やっと自分パソ買ってここにカキコできるようになったんで。
今年の夏コミの悪夢です。夏コミ前にね、コピー本やる友達の手伝いをしに家を開けてたんですよ。私。
翌日は楽しいコミケ、ペーパーも終わったし、張り切って行くか、と。
時間は夜の8時だったかなあ。駅から歩いて戻って、
自分のアパートとマンションの間の子のような自宅へいそいそ歩いて来ました。
私の部屋、三階の端なんですが、 窓が明るいんですよ。
電気消して行ったはずなのに、なんで?と思って慌てて部屋に向かったら、
なんか・・・ドア越しに人の気配があるじゃないですか。
気が動転しつつも慌てて鍵を開いたら、そこには見知らぬ四人の厨房が人の部屋で寛いでやがりました。
・・・・ど、どうして部屋の中に勝手に入れたのよう・・・・。


951 :947 :2000/10/06(金) 10:51
あんまりリロードされなくてもいいように書きたいのですが、長いかもなのでご容赦して(泣)
しかも、チェーンついてるのでガチャガチャしまして、
「ちょっと!あなたたち、なんなの!?ここ開けなさい!!」って怒るとですね、
真中にいたメガネっ子がやっと気づいたフリをして「ヤ○ちゃん~?」とかって駆け寄ってくるんです。
なんで、友達の顔知らないの・・・よりも、もしかしてまだ来るのか!?
そう戦慄しながらどうにか外れたチェーンにほっと息をついて飛び込み、慌てて言ったんです。
「ここ、私の部屋なんだけど、あなたたち、勝手になにしてるの!?」と。
泥棒とかなんとか、言いようはあるんでしょうけど、友人たちには偉そうに言ってたんですけど、
実際当事者になると気が動転しちゃってだめですね(泣)。
彼女の返事は、きょとんとした顔で
「え?○○さんでしょ?チャットでお友達になったじゃないですか。
通販したし、住所わかってたから、明日コミケだし」・・・・・・はあ!?
「住所分かったからって・・・押しかけるなんて、なに非常識なこと言ってるの!?」
思わず本気で素っ頓狂な声で叫ぶと、残りの三人もきょとん。しかも、人の部屋荒らしまくってるし。
いつからいたんでしょうか、布団ぐちゃぐちゃだし、なんか、台所とか、原稿とか、本とか、なんか、なんか色々・・・。


959 :947 :2000/10/06(金) 11:03
分かってます。だからなるべく一気に書きますね。自分の入力で画面埋めるのがいやなんですよ。
あと、会話はおおよそ正しいですが細かいところは流れに沿ってって感じです。
ほとんどこのままのはずですが。インパクトあったものとか(泣)。
それでもちろん、不法侵入罪です。カンカンになって警察に言ったんですよ。
やっと気手くれた警官さんにああだこうだ言ったんですが、彼女たちが友達ですと言い張ったこと、
それから運悪くその時まだ登場してなかった○○が来て、彼女たちがなにごともなかったようににこにこと・・・。
そして、決定的な不運はその彼女と一緒に来た人です。新ジャンルで友人になったばかりのOL!
まともだと信じていた彼女が、事の発端だったわけですよ。
中に一人本物の友人がいるとなれば、事態は逆転します。しかも彼女ったら公務員・・・(泣)。わ、私の血税・・・。
いや、それはともかく、しかも未成年の中に混じる成人。これが不味かった。
警官さんは口をぱくぱくさせる私を尻目に、
「よかった、保護者がいるんだね。じゃあ、僕はこれで。多いんですよなんたらかんたら」
とか言いながら帰ってしまいました。
私の主張は全部無視。話術達者で美人なOLが一見物凄くしっかりまともな人に見えたからでしょう。
それで私が「○さん、なんでいきなりこんなことなってるの!?」
「前に泊めてってて言ったらあなたいいって言ったでしょ?電話したけどつながらなくて。携帯、ちゃんと持ってるの?」
「充電器忘れて・・・って、関係ないでしょ!」
「だめよ、しっかりしなくちゃ。この子達も泊まるとこ探してたみたいだから、 ちょうどいいと思って。
 困った時は助け合いだものね」にっこり、じゃないよ!
「だから、どうして入れたのよ!!」
「ご実家のお母様にお電話で事情を話したら大家さんに電話入れてくれたのよ。
 よかったわ、今買い物済ませてきたからなにか食べましょうね。食費はいいわ。宿代だと思って。
 でも私、料理できないの。○○さん料理上手でしょ?楽しみだわ」
・・・・わ、私がつくるって、それより、お母さん・・・だ、騙されちゃったらしいよ・・・。


12 :947 :2000/10/06(金) 11:22
有難うございました。では頑張って続けてみます。いやなお話ですが・・・。
混乱する頭を抱えながらとにかく私は部屋に戻り、電話をかけました。実家にです。
そしたら開口一番母に言われましたよ。
「いやあ、あんたにもまともな友達がおったんねえ。○さん丁寧でしっかりしてて安心したわ」
とかなんとか、心づけまで送ったらしく、完全に私が悪者です!
どんな話を母にしたのかは、多分言わなくても皆さん想像がつきますでしょう(涙)。
同人を快く思ってない母だったからなおさら。
それでも「こんな勝手な話ってないよ」と電話を切り、私は後ろでたむろする厨房5人とその○を見て言いました。
勝手なことをされたって泊める気はない。自分で散らかしたものを片付けてさっさと出て行って!!と。
すると決り文句です。
「だってお金ないよ」「野宿しろって言うの!?」
○は○で心底分からないといった顔で
「友達にそんなこと言うの?まあ、あなたが言うなら彼女たちは出て行けばいいんでしょうけども」・・・・あんたもよ!!
彼女のわけのわからない理屈に眩暈を覚えながら「あんたももう友達じゃない!出て行って!」と言うと、
彼女はむっとした顔で振り向き、打って変わって恐ろしい形相で彼女たちに凄んだのです。
「あんたたちみたいな子供と付き合うとどうなるかの証明よね。さあ、出てきなさい」
・・・って、あなたどっちの味方なんだろう。
そして、今度は彼女と厨房たちの戦いになったんですよ。どういうこと!?
私は本当に暫くの間、罵倒し合う・・・というか、うお~んと泣く厨房よりも彼女が怖くて凍り付いてました(泣)。
私に、301さんの元彼のような知り合いがいてくれたら・・・・。でも、いないし自分でなんとかするしかないんです。


25 :947 :2000/10/06(金) 11:35
すさみに逝った先の壮絶な内容にすさめなかったです・・・。続き、書きますね。
とにかく、こんな狭いところで乱闘されてはたまりません。
壊れたら困る高価なものだってあるんです。・・というか、押入れの襖とか困る!私はとにかく彼女らを止めました。
そして、そしてね、「やっぱりあなたは私の味方なのね」
長い黒髪ストレートヘヤを振り乱し、振り向いてにっこりと笑った彼女の顔が、私には般若のようでしたよ。本当に・・・。
怖かったんです。叩き出したかったけど、とにかく怖かった。
私はとにかく厨房たちを追い出して、・・・性格には彼女が叩き出して厨房たちの荷物をその背中に投げつけたのですが。
部屋には、私と彼女が残されました。分かってます。追い出した方がいいことは。
でも・・・でもね、怖かったんですよ。とにかく。
長い髪をかきあげてくつろぐ彼女に乞われるままお茶を出して、
私は恐怖でぶるぶる震える心境でとにかく荒らされた部屋を片付けて、
彼女の買ってきたスーパーの袋を見て、また凍りつきました。
3キロもの牛肉、2キロもの鶏肉、豚肉、とにかく、入ってるのはあらゆる種類の肉、肉、肉!!!
いや、単にすごくお肉が好きなだけかも知れませんが、あのファイトを見た後ではきついです・・・。
しかも、ドアの外では叩き出された厨房たちがうおんうおんと泣き、ドアをこう、かりかり?とか。
思考停止した頭の中で、思わずこれって夢なんじゃ・・・って思いました。私も。多分そう思う人いっぱいいると思う(泣)。
私は実は小説書いてますが、あの時の恐怖、こんな文じゃまだまだ巧く伝えられません。
もの牛肉、


33 :947 :2000/10/06(金) 11:49
あれ?最後の一文、消し忘れちゃってごめんなさい。笑いネタにしてしまった気がします。
ええと、さらに続けます。誤字は受け流して下さいね。読み返すのも怖くて。
ああ、だから二人して重そうにこの袋持ってたのか・・・と思いながら、私は恐る恐る彼女を振りかえって言いました。
「あの、これ肉しか入ってないんだけど」
すると返事は、「そうよ。みなエネルギーが必要でしょ?さあ、なにか作ってね。余ったらあげるわ」・・・いらないでス・・・(泣)。
でも、最後に勇気を振り絞ってもう一回言ったのですよ。
「ところで、私はあなたのこと許してないんですけど。これ持って出てって下さい」
答えは、答えは、こ、怖い目での凝視!!!
ただ、こっちをジロリと見たまま、静止するの!なにも言わないの!!怖いんですってば!!
「・・・明日コミケよ。いまさらホテル取れって言うの」
「で、でも、だけど・・・」
「・・・外の連中、うるさいわね。バケツに水入れて頂戴。水でも浴びればちょっとは静かになるでしょうよ」
・・・・な、夏だけど、その発想が怖い!!
「い、いいです!その内諦めるでしょうから!!」
「・・・そうね。じゃあ早くして。お腹空いてるのよ、私。怒りっぽくなってしまうのよね」
・・・負けました。殺されそうな気がして(泣)。
半泣きになりながら冷蔵庫を開けて、いつまでもドアの前から消えない気配に怯えながらつくってたのですけど、
こんな、肉ばっかりでご飯つくれって(号泣)。
私、一人暮しだからお野菜だってちょっとしかないのに。
そう思いながらどうにか野菜を入れて一人分つくって出したんですよ。
ちゃんと、一式揃えて。そしたら開口一番「少ないわ。もっとよ」
ふ、二人分ぐらい作ったつもりだったのに(泣)。一緒には食べなくても・・・。
でも、仕方なくまた別のものをつくってね、その傍ら滅茶苦茶に汚された台所を片付けてたんです。
そしたらドアが叩かれまして、言われました。大家さんに。
「○○さん?この子たちだけどねえ」
慌てて弁解しようとドアを開けた瞬間、厨房たちは物凄いスピードで部屋に転がり込んで来て、言いましたよ。
「ケンカしちゃったんです~」
大家さんは大家さんで、私が必死に首を振っても
「仲良くしてくださいよ。苦情が出ますからね。 ああ、でも○○さんにこんなしっかりしたお友達がいるなんて安心ねえ」
・・・気がついたら、背後に彼女が!!またにこやかに挨拶を返す彼女に、私、言い返せませんでした・・・。


72 :947 :2000/10/06(金) 12:14
とにかくその後、私はご飯作りました。背筋にぞわぞわしたものを感じながら、作りました!
電話したかった。助けも求めたかったけど、怖くてそれどころじゃ・・・。
なんで携帯の充電器忘れちゃったんだろうとか後悔しながら、肉しかないような料理をつくって、
大皿は一枚しかないし、唯一の大きなお鍋に入れて運んだんです。
「不細工な見かけねえ」
「入れ物ないんですよ。堪えてください」
そして、とにかく片付けようとしたら、後ろで6人が貪り食ってるんですよ・・・。大鍋一杯の肉料理を。
しかも、その時気がついたのですが、彼女とんでもない大食らいなんです!
信じられないかも知れないですが、お肉の三分の二ぐらい一人で食べてたんじゃないかな。
その食事風景の異様なこと!しかも、片手には1リットル牛乳!!恐ろしい!!!
この時にはもう、厨房たちの追い出しも諦めてました。だって、また表で騒がれでもしたら・・・
以前に止まりに来た友人がお酒を飲んで騒いだ時にも怒られてるので、
(彼女はいい人です。その時だけ羽目を外しただけで、今も仲良くしてますし、反省してくれてます)
また騒動になったらと思い、とにかく明日のコミケ本番まで我慢しようと思いました。
それに一度友人から電話が入る予定なので、その時にSOSをと思って・・・。
それまでの辛抱だと思って、
私の方はもう食欲なんてないので荒らされた部屋を片付けながら彼女たちの晩餐を眺めてました。
そして食べ終わった後、とにかく片付けをしてお風呂を沸かしましたよ。もてなしのマナーがないとか怒られながら(泣)。
正直、無邪気に私に会えて嬉しいとはしゃぐ厨房たちの方が万倍可愛く見えました(号泣)。
彼女たちは原稿見たいとか、スケブ書いて下さいとか程度なので・・・とこの時は思ってましたが。
そして夜。
一組しかない布団は当然彼女に奪われ、厨房たちがその回りでとぐろを巻いてるのを横目に明かりを消されて、
私は恐怖でどきどきしながらまんじりともせずに電話を待ちました。
掛けようとすると彼女に「どこへ掛けるつもりなの?」と怖い顔と声で聞かれるので。
こっち見て眠っている彼女が今にも目を開けそうで、本当に怖かったんですよ!!!
ミザリー見て味わった恐怖の何倍も怖かった・・・。
そして、いつまでも鳴らない電話に内心で最後は恨み言を言いながら、夜が明けて。
見てしまいました。電話線、引き抜かれてたんです・・・。


132 :947 :2000/10/06(金) 12:44
実話です・・・(泣)。しかも今、垣田ところで強制終了・・・。か、彼女の祟りなのでしょうか・・・。
すいません。パソが調子悪いのでちょっと刻みます。
引き抜かれた電話線を震えながら見て、カチリと差しこんで、私はとにかく誰かに電話をしようと受話器を取りました。
そっとです。で、でもその瞬間、「どこに掛けるの?」
こっちを向いたまま寝ていた彼女の目がぱっちりと開いて、聞かれたんです!いつのまにか起きてたんですよ!!
私は本気で震えながら聞きました。
「で、電話線が抜けてるんだけど・・・」
「寝てるときの電話ってうるさいでしょ。それより、お腹が空いたわ」
まんじりともせずユラリ、と起きあがった彼女が怖くて、私はとにかく朝食を作りました。見かけ、十人分ぐらいは。
その頃には厨房たちも起きあがり、一緒に食べれば?の誘いを必死に蹴って
私はもうどうでもいいから早く彼女らが、いえ彼女だけでも消えてくれと祈ってました。
厨房もいやです。でも、私には彼女の方が何倍もいやだったんです。


166 :947 :2000/10/06(金) 12:59
書いたところで、の間違い(泣)。
頼まれても食欲なんかかけらもない私はただひたすら事が終わってくれますようにと祈りながら部屋の片隅で座ってました。
昨日の今ごろは今日の本番をわくわくしながら待ってたのに(泣)。信じられない。
そして食べ終わった彼女はおもむろに立ち上がり、
「じゃあ、行きましょうか」と厨房たちに言いました。
厨房たちはまだ私に未練があるようでしたが、やっぱり彼女が怖いのかな。おとなしく返事をして言われるままです。
そして「ご苦労様。じゃあ、この子たちは連れて行くから。おいたをさせたわ。叱っておくからね。・・・会場で会いましょう」
会いたくないです!一番のおいたはあなたです!!
・・・そんなこと言えるはずもなく、私はこくこく頷いて彼女たちを叩き出し、とにかくチェーンかけて鍵もかけて、
ずるずる崩れるように泣きました。
それで、とにかく凄まじい食事後を片付けて、手を拭いたところで漸く電話が鳴って、
今日一緒に行く予定の友人の声が聞けたのです。でも、でも内容は・・・。
「心配したよォ。電話出ないしさ。あ、でも○さんからメール来てた。
 うっかり蹴つまづいて彼女が抜いたって?美人なのにドジね。でもしっかりしてるし、あんたの友達じゃ一番じゃない?」
とんでもない!でも、先手を打たれてました。
「それで、宿のない子達泊めてあげたって?人がいいのもほどほどにしときなさいよ。よかったね、彼女がいてくれて」
・・・・なんだか、もう(泣)。このときにすぐ話してもよかったのですが、
なんだか全身の力が抜けて、私は電話を切ってへたりこんでしまいました・・・。
落ち着いたら、ちゃんと言おう。そう思ったんです。
それでもなんとか会場について、
・・・この友達も実家の母、そして前の私同様彼女のことすっかり信じていたものですから言うに言えなくて。
せっかくのコミケです。終わってからって思ってたのが仇でした。
会場についてかばんを見たら、なくなってたんですよ。サークルチケット。
私は個人サークルですが、実はこの友達も自分のサークルを持ってるので誰もチケットを使いません。
三枚纏めて入れてあったそのチケットが、きれいさっぱり封筒から消えていました。
誰にも渡す予定がないとは言え、ゲート前で凍り付きましたよ(号泣)。

「『肉般若』2/2」に続く

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