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『コピー誌』


恐い話@同人24

335 :恐い:2010/09/27(月) 20:37:31 ID:Fk2rvL0ZO
恐いって言ったら申し訳ないのかもしれないけど…

以前、毎週のように友達と2人で作ったというコピー誌を送ってくれてた読者さんがいた。
短編の鉛筆描きマンガと小説をそれぞれ書いて、最後に書き手2人の手書きの対談がついてた。
送られてくるたび、絵柄や構図、内容や設定、キャラの内面描写までうちの本に似てきてた。
複雑だったけどパクリやトレスって訳でもないし、自意識過剰かもしれないと思い直して、簡単にお礼を返した。

届いたコピー誌が20冊を越えたあたりで、遊びにきてた友達にそれを見てもらった。
彼女もうちとの類似にすぐ気付いたけど、同時に別のことも指摘された。
「これ全部1人で書いてると思う」
字の特徴が同じだという。多少筆跡は変えてあるけど、十中八九同じ人だって。
塾の先生やってるからか手書き文字を見慣れてて、具体的にどこが同じかもしるしをつけて教えてくれた。
そう言われてよく読むと、マンガと小説も内容が細かいところで入り交じってるし、奥付も1人だけ。
1人で書いたと思って読むほうがすんなり読める。
また、対談やトークの内容からして、この本じたいが売物というより私1人にむけて書かれてるっぽいとも言われた。
こういう遊びが好きな人なんだろうと思いつつも、半年近くの労力というか熱意を考えると、
嬉しさより怖さが先に立ち、どうすればいいか分からなくなった。

そうこうしているうち、最新号ではついに、私の住んでいる街に遊びにきたレポートがついてた。
私は東京、相手は瀬戸内海沿岸…
このへんで仕事が忙しくなってきたこともあり、思い切って年単位で同人を休むことにした。
連絡には手書きでなく返信用に作った全員共通のペーパーで対応した。
他の手紙同様、コピー誌はやがて滞りがちになり、3ヶ月ほどで届かなくなった。

当時はたまたま移動したジャンルで大当たりして、島中から壁ときどきシャッター脇まで一気に進み、
急に拡大しすぎたサークル規模に気持ちがついていかなくて、他にもいろいろストレスがあったけど、
あのコピー誌についてはどうするのがベストだったのか、今も悩み出すと憂鬱になる。
別ジャンルで同人は再開したけど、郵便物がなんだか怖くて通販はやれない。

ちなみに相手は自分より年上で当時30近かった。

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[ 2012/10/02 ] 恐い話@同人板 | この記事をツイートする | B!


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