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『ゲーセンで出会った不思議な子の話』4/7

「『ゲーセンで出会った不思議な子の話』3/7」の続き
ゲーセンで出会った不思議な子の話

436 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 02:12:29.06 ID:x9+/iUde0
席に着く。一息つく。

彼女「マックこんなに美味しかったかなあw」
俺「久々に食うと美味いんだよねえ」

彼女「わたしはポテトを欲しているよ」
俺「あるよ?」
彼女「ちがうよ、ほら」

彼女は口を開けて促す。正直、アホである。
そして、俺が口にポテトを入れてあげると、食べながら
「10点~!」
などと意味の分からない事を言い出す。

俺もこれをやらされるハメになって、二人してマックでアホなことをしていたw
でも、楽しかった。


441 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 02:15:51.50 ID:x9+/iUde0
今思えば、俺は彼女のこういうところに惹かれていた。
一緒にいると、なんでも面白く思えて、笑いが絶えない。

時々本当にあほらしいことを言っては、笑顔になる。
それがすごく心地良かった。


443 :名も無き被検体774号+:2012/01/16(月) 02:18:32.08 ID:t63egpyH0
なぜだか脳内BGMにロード的なものが流れてる


451 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 02:23:09.99 ID:x9+/iUde0
>>443 彼女は10-feetってバンドが好きだったよ
いつもライオンって曲聞いてた


452 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 02:24:55.17 ID:x9+/iUde0
もう今日は遅くなったので、そろそろ落ちますね。
みんなこんな時間までありがとう。
明日の夜には完結に持っていけるように頑張りたいです。


453 :名も無き被検体774号+:2012/01/16(月) 02:25:50.57 ID:WvMuqEoB0
冬目景のイラストで脳内再生してしまうな


457 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 02:28:02.51 ID:x9+/iUde0
>>453 冬目景俺も大好きだ。ってか彼女も好きだった。いいよね、あの人


569 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 18:39:53.82 ID:x9+/iUde0
こんばんは。
お待たせいたしました。みんなありがとう、ほんとうに

ぼちぼち再開していってもいいですかね?


580 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 18:52:37.56 ID:x9+/iUde0
一服しつつゆっくり書いていきますので、
みなさんもゆったりお付き合い頂ければ。

マックでの俺達は年甲斐もなくはしゃいでいた。
まわりに高校生やら大学生も多くいたと思うけど
その子ら以上に大笑いしていた。

彼女「ねえ、煙草吸ってイイよ」
俺「え、どうして?」
普段、彼女の前では絶対煙草を吸うことはなかった。というか不可能だった。
その時は喫煙席に座っていた。

俺「くさいよ?」
彼女「いいの」
言われるままに一服した。
彼女は黙って眺めていた。


585 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 18:56:42.07 ID:x9+/iUde0
案の定、
彼女「ごほっ、くっせーね。」
俺「だから言ったじゃーんw」

彼女はそう言ったものの、にこにこしているだけだった。
俺も、なんだか照れくさくなりながら、一服。

そうしていると、俺の携帯にメールが来た。


591 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 19:00:54.78 ID:x9+/iUde0
妹からだった。
俺には一つ年下の妹がいる。

内容の趣旨としては、
「兄貴今日女の子連れてくるんだって?期待しとるわw」
みたいな感じだった。

おちょくっていやがる。基本仲悪くもなく、
実家に帰れば一緒にゲームしたりもするし、なにぶん
妹自体も少しオタクなので、気が合う兄妹ではある。


594 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 19:08:08.03 ID:x9+/iUde0
俺「午後からどうしよっか。電車の時間までは、けっこうあるんだよね。」
彼女「買い物行きたい!本屋さん行こ!」

俺「え?本屋さんでいいの?」
彼女「間違いない」(長井秀和のマネ)
俺「なっつwww」

彼女のこのあたりはもはや言うまでにもあらずだったけど、
彼女はよく芸人のマネをしては笑っていた。


598 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 19:14:21.73 ID:x9+/iUde0
まあ入院生活も長いわけだし、きっと欲しい本とかもいっぱいあるんだろう。
そして書店に赴く。

彼女「ひれーっ!」
俺「俺も初めて来たけど大きいね…」

彼女はコミックコーナーに駆け出す。
そしてずーっと俺の手を引っ張って、
「これ、〇〇さんの本、すごく好きなんだ~
あ、〇〇さんの漫画、これは作画綺麗で…」
という風に喋り疲れるんじゃないかって思うくらい話す。

俺「大抵本屋とか一人で来るけど、一緒に来ると
好きな本のこととか話せて楽しいね。」


601 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 19:19:56.77 ID:x9+/iUde0
俺自身、正直にそう思った。
俺も普段から本屋巡りとかが好きで、好きな絵柄の作家さんとか
見つけたりするのが好きだった。
でも一人だどこか寂しい部分もあった。

それを彼女と共有するのは楽しかった。

彼女「でしょーじつはこういうとこに二人で来てみたかったんだよね…」
彼女は照れくさそうに言った。

彼女がどうして普通のデートがよかったのか
なんとなく分かったような気がした。


606 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 19:28:15.36 ID:x9+/iUde0
俺たちは、笑うときもそうだけど、お互い語りだすと止まらない。
格ゲー談義をするときもそうなんだけど、どのプレイヤーが強いかとか、
そういうことを夢中になって語る。

彼女は、俺のオススメの本を教えて欲しいというので、俺も彼女に負けじと語った。
言っても言っても、「他は?」「全部知りたい」
と言ってきかないのでキリがなかった。

彼女「富澤オススメの本、全部読みたいな…」
俺「よし、今度持って行ってあげるね。」
彼女「そんなー悪いよー」
俺「ほんとは?」
彼女「待ってました…w」
彼女は苦笑いと共に本音を漏らした。


614 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 19:42:39.01 ID:x9+/iUde0
すいませんちょっとだけ休憩します

平井堅ってレスがあったのでyoutube見に行ったら自爆してしまいました
すいませんすぐ復帰します


638 :名も無き被検体774号+:2012/01/16(月) 20:10:36.32 ID:Ve6J8iFX0
平井堅のいつか離れる日が来ても
聞いて死んだ(T ^ T)


628 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:02:12.84 ID:x9+/iUde0
電車までひとしきり時間があったので俺はその後
プラネタリウム行く?とかどっか美術館行く?とか聞いた。
けど彼女の答えは違った。

彼女「1時間だけカラオケに行きたい」
俺「ああいいねーそれ。座ってると負担もすくないもんね。」

カラオケに行くと、どんな感じになるんだろうと思ったけど、
彼女のレパートリーは実に豊富だった。
お互い真剣に歌うというよりふざけてばかりだった。

二人してテニミュを空耳で歌ったり、盛り上がる曲で合いの手を
入れあったりして、はしゃぎ倒した。
彼女は疲れちゃうんじゃないかって、心配になるくらいだった。


630 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:05:56.65 ID:x9+/iUde0
楽しい時間なんてあっという間なもんで、電車の時間が迫った。
カラオケでクーポンみたいなものをもらった。
マックでもクーポンみたいのをもらった。
そういうものをもらう度、俺は
「次があるのかな…」と一人で思った。


636 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:10:30.84 ID:x9+/iUde0
電車、特急列車。
俺の地元にむかう電車だった。
俺の地元までは特急で2時間くらいだった。

彼女「わーなんか旅って気がしてきました!」
俺「楽しいよねー」
彼女はそそくさと売店に向かった。
そしてじゃがりこを買ってきてドヤ顔で俺に見せつける。

彼女「旅っつったらこれでしょ!」
俺「車内販売もあるんだけどねぇ」
彼女「マジか!」


645 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:23:21.17 ID:x9+/iUde0
特急に乗る。
最初こそ彼女は特急ってすげえ駅すっとばすよね!
とか言って元気だったんだけど、そのうち疲れちゃったのか、
しばらくするとすっかり眠ってしまった。

俺は、しばらく静かな時間を過ごすことになる。
よこの彼女を見ると、色々と、思うものがあった。


648 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:26:22.58 ID:x9+/iUde0
少し油断すると、こんな日がずっと続くと錯覚してしまう。
この三日間が終わった先にはどんなことが待っているのか…

考えたくなくても、嫌でも脳裏をよぎった。
ここで、俺は本当に泣きそうになる。
そして彼女に分からないように泣いてしまった。

特急の指定席で、一人で号泣した。
どうしてだったか分からないけど、すごく悲しかった。


651 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:34:25.78 ID:x9+/iUde0
こんなんではいけない。俺は、思いついた。今だ、と。
寝ている彼女の首に、気付かれないように、プレゼントのネックレスを巻こうと思った。
窓によりかかっていたので、すきまがあってた。
起こしてしまうかハラハラしつつも、どうにかこうにか彼女にネックレスを
つけることができた。

ビックリするかな。俺は不安と期待でドキドキした。


654 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:37:23.72 ID:x9+/iUde0
駅に着くまで彼女は熟睡していた。
ここまで上手くいくと思わなかったけど、しかしよく寝ていた。疲れたんだろう。

駅に着くアナウンスが流れる。
俺「さ、着いたよ。起きて起きて。」
彼女「え、あ…」

寝ぼけている彼女の手を引いて、俺は彼女を誘導した。


662 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:42:26.71 ID:x9+/iUde0
ホームに降りると辺りは暗くなり始めていて、宵の口と言ったところだった。

彼女は降りると、う~んと伸びをして「よく寝た」とつぶやいた。
俺はドキドキだった。

彼女「わ!なにこれ…ネックレス?富澤?」
俺は「魔法だよ、きっと」と言うつもりだった。でも、

俺「誰かのいたずらか…?」
意味が分からないw


665 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:45:54.81 ID:x9+/iUde0
かっこいいこと言おうとしたのに、彼女にこっちを見られると恥ずかしくなって
ついついおかしなことを言ってしまう。

彼女「えーww富澤でしょーwこれ可愛いなー。」
俺「うん…プレゼントだよ。すっごい似合ってる。」

本当に似合ってた。自分の選んだネックレスをつけている姿が、
とっても、微笑ましかった。


667 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:50:32.37 ID:x9+/iUde0
瞬間、彼女は俺に抱きついてきた。

俺はビックリして心臓飛び出るかと思った。
俺「ぅお…!」ビックリして、変な言葉が出る。

彼女「ありがとう。絶対絶対、大事にするよ。」

勇気を絞って、俺も抱きしめた。
思えば、人生で始めて女の子を抱きしめた瞬間だったと思う。
とっても暖かくて、大事なものだって気がした。


673 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:56:02.63 ID:x9+/iUde0
高校時代毎日使っていた見慣れた駅のホームの真ん中で、
俺は確かに人の温かみを感じた。

人なんてほとんどいなくて、駅のホームには俺と彼女だけだった。
向いのホームに高校生がいたが。

しばらくその状態で、彼女がいきなり
「充電完了だー!」
と大声をあげるものだから、ぱっと手を離した。


678 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 20:59:56.61 ID:x9+/iUde0
改札をくぐる、なんだか照れくさくなっちゃって俺はぎこちない。
でも彼女はそんなのおかまいなしで、

「ほらら~らら~らら~♪」(聖剣LOMのドミナの曲)などと鼻歌を歌う始末。
ご機嫌だったんだろう。彼女は普段からよく歌う子だった。
それ、聖剣だね!なんていつものように俺もつっこめず、

駅を抜けるとそこには迎えが待っていた。


680 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 21:01:14.81 ID:x9+/iUde0
ちょいと失礼。
晩飯を作ってきますゆえ、しばし離れます。
30~40分で復帰しますね。


697 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 21:43:36.77 ID:x9+/iUde0
ごめんなさい。お待たせいたしました。

また一服しつつゆったりと再開したいと思います。


701 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 21:54:02.83 ID:x9+/iUde0
迎えに来ていたのは、妹だった。
車で迎えにきてくれた。
「なんでアイツなんだよ…」
と思ったが、結果母親が来てもあまり変わらないので同じだった。

俺は彼女の荷物をずっと代わりに持っていたので、積みこむ。
俺「ごくろーさん」
妹「いえいえ」
彼女「こんにちは、わざわざありがとうございます。」
妹「こんにちはー」

妹は明らかにニヤニヤしていた。


705 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:00:44.01 ID:x9+/iUde0
妹「可愛いなー。同級生ー?」
俺「お前よりずっと年上だから」

彼女「いえ、全然気にせず接してくださいねw」
妹「こんな兄だけどよろしくお願いしますねー」

車内は女社会と化していたが、非常に和やかなムードで、
妹と彼女も気が合いそうな感じで俺は安心した。


709 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:08:33.88 ID:x9+/iUde0
車で坂をのぼる。
俺の実家はちょっと坂の上にある。
店がまったくないわけでもなく、いい感じの田舎だ。

家につくと、待ち構えていたように母さんが出てくる。
「いらっしゃい!遠くからお疲れ様」
彼女「いえいえ、よろしくお願いします。」
彼女は、こういうところで礼儀正しくて、当然のことながら少し驚いた。

気のせいか、母さんも妹も、よそよそしくて、落ち着かない感じだった。
無理もない。ダメ息子が急にこんな女の子を連れてきたら、
面食らうってもんだろう。


713 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:15:03.82 ID:x9+/iUde0
母さんと妹はまだ晩飯の準備中だったらしく、
彼女は手伝いたい、と言った。
俺は疲れてるんだから無理しないで、と言ったが、
どうしてもと言ってきかなかった。

俺「母さんエプロンあったっけ?」
母「あれがあったわよアンタのが」

彼女は俺が高校の家庭科で使っていたエプロンを身にまとった。
「どうかな?w」
恥ずかしそうにエプロンを着て彼女は言う。
俺「いいねー最高だよ。」


720 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:21:34.63 ID:x9+/iUde0
その様子を見て母さんと妹が俺の方を見て不自然にニヤニヤする。
俺は「ほっとけ!!」と心の中で連呼した。

彼女も台所についてできることを一生懸命手伝っていた。
うちの家族に混ざって、楽しそうだった。

俺はそれを横目に見つつ勝手口の裏口で一服していた。
俺も手伝おうとはしたが、アンタ失敗するから、と妹に阻止された。


724 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:28:36.27 ID:x9+/iUde0
その日は、カレーだった。
ウチのカレーはレトルトは使わず、スパイスとかも使って、
無意味に凝っているものだった。

みんなで食卓に着く。
俺は若干の気まずさを隠しきれなかったw

彼女「こんなに本格的なカレー、おうちで作れちゃうんですね~」
母「まーこだわりだすとキリがないのよね」
母さんは鼻高々だった。


725 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:30:35.15 ID:x9+/iUde0
彼女「おいしい!美味ですよこれ!」
彼女が笑ってそういうとみな口々においしいと言い出した。

俺「うん、やっぱりおいしいね。」
妹「たしかに美味、だねw」

ご飯が進みだすと、妹と母さんが動き出す。


728 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:35:55.72 ID:x9+/iUde0
母さんは、「うちの息子の何がよかったの~?」
とか笑いながら聞き出すし、
妹は妹で、彼女がオタ気質であることを知ると、
途端に自分の好きな漫画とかの話を振りだす。

彼女は彼女で、「わたし一発芸とかできるんです」とか
ワケの分からないことを言い出すし、そうするとうちの妹も悪ノリしだすし、

色々とてんやわんやなんだけど、楽しかったよ。
初めて食卓を共にしたのに。


734 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:42:02.65 ID:x9+/iUde0
そのあとも、妹が「今日は面白いテレビやってないから」と
言い出してアメトークのDVDを見だしたりした。

妹は終始馬鹿笑いしていて、
彼女も「正気ですか!?」とかケンコバのものまねを始めだして、
母さんがなんか果物食べる?と聞けば
彼女は味をしめて「正気ですか!?」と返したり、

いや、楽しかったんだよ。本当に。


737 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:48:51.19 ID:x9+/iUde0
夜も更けて、そろそろ寝る体制に入る。
彼女は、俺のベッドに寝かせてあげた。疲れてるだろうし、明日もあるし、
なにより体調を崩さないかすごく心配だったので、俺たちは早めに寝ることにした。

俺は毛布をしいて、床で寝ることにした。明日も、ある。明後日も。
明後日も、終わったら、その次は…?

夜になると途端に辛くなる。

部屋で二人になると彼女に言われた。
彼女「今日はすごく楽しかった。本当楽しかった。」
かみしめるように言う。


739 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:52:19.64 ID:x9+/iUde0
彼女と日常を共にしていると、あの病室に帰ることが途端におぞましく思えた。

でも、彼女はもっと、ずっと、帰りたくないんだろう。
俺は彼女に「楽しかったよ。今日は疲れたし、早く寝よう。」
とだけ言ってから、ずっと考え込んでいた。

母と妹に、病気のことを言ってないのが辛かった。
正直、俺も誰かに相談したくてしょうがなかった。


742 :1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/16(月) 22:56:02.95 ID:x9+/iUde0
彼女も寝て、妹たちも部屋にいるのを確認してから、俺は勝手口に一服しに行った。
電話をかける決心をした。

親父に電話をかけた。
俺はもう、誰かに話さないとどうしょうもなく辛くなっていた。

「『ゲーセンで出会った不思議な子の話』5/7」に続く

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